2019 March

 

   
 
 
今年もあっという間に3月、軽井沢も春のような暖かさ。コロナウィルスの感染拡大でスケジュールは変更に次ぐ変更、その連絡事務だけでも膨大な時間・・・。軽井沢で寛いでいる場合ではなく渋々予定を早めて東京に戻る。

 

 

   
 
 
コロナウィルスの影響で店頭からマスクや除菌製品は一切姿を消すパニック状態の街、東日本大震災の時のよう・・・。世界中がSNSやツイッターのデマに振り回される日々、一刻も早く収束して欲しいもの。

 

 

 
 
 
外出を控えお買い物も自粛ムードが漂う中オンラインショップは大人気とか。アトリエはオンラインではなく通信販売とやや古風ながら問い合わせが倍増、準備に追われる。梱包材は殆どが中国製とあってすっかり品薄、スタッフと手作業で裁断。卒業・入学・新社会人とお祝いのギフトシーズン、皆さんに喜んで頂ければ・・・。

 

 

 
 
 
状況は刻一刻と変化し、スケジュールは次々と白紙に。閉塞感にさいなまれる中、仕事は救いであり癒し・・・。モデル数が限られている私のコレクション、ライン別のカードを整理する。窓辺の席で快晴の空を眺めつつスタッフと作業を進める静かな午後。

 

 

 
 
 
お客様のリクエストに出来る限りお応えしたいと思っていても、梱包材ナシでは発送もままならない・・・。その殆どを中国生産に頼って来た現状、裁断の人工すら外国人労働者によるもの。巨大なロールを裁く作業もようやくリズミカルに。

 

 

 
 
ローマからいらしている友人のB教授、せっかくの東京滞在中さまざまな見学が中止になり可哀そう。少しでも楽しんで頂きたいと僅かな時間ながらお付き合い、皇居にお連れする。早朝のまだ静かな大手門、お堀の水に石垣が映り風に揺れる水面、静寂に包まれた雨上がりの皇居を前にお喋りなB教授もいつになく静か。普段なら既にマイクロバスが列になっている皇居もコロナの影響で誰も居ない・・・。

 

 

 
 
静寂に包まれた荘厳な皇居を静かに歩く・・・。極上の朝を過ごしすっかりゴキゲンなB教授、見ているこちらまで嬉しくなる。日本建築の粋を極めた皇居のバックにはオフィスビルが立ち並ぶのもまたTOKYO、皇居とは対照的な大手町のビジネスシーンをご案内。丸の内のランチタイム、OLでいっぱいのマクロビランチをご一緒する。

 

 

   
 
 
梱包材をようやく揃え発送用の箱が並ぶアトリエ。そのうちこの段ボールも品薄になるのでは?世界の工場と言われる中国が完全にストップしてしまったら・・・、ネットもテレビもコロナの情報ばかりで心配は募るばかり。

 

 

 
 
久しぶりに本の資料に目を通す。本格的にパリに行く前、一か月下見に滞在した時の日記を読み返す。感激がほとばしるような、眩しいような日々の記録に懐かしさがこみ上げる。私の人生の原点とも言える日々に再び触れ何とも言えない不思議な気持ちに包まれる。俗にまみれていない真っ新な自分、あの頃の感動をもう一度味わいたい・・・。

 

 

   
 
 
美しく箱に収まったジュエリーが梱包材に包まれ、ベルトコンベアのように次々と出荷準備が整う。卒業、入学、入社とお祝い事の続くこのシーズン、「私とお揃いのネックレスを贈りたい」と新型コロナウィルスの感染拡大でお出かけ出来ないお客様のリクエストに応えて。

 

 

 
 
新型コロナウィルスの感染拡大が日に日に増し何とも言えない閉塞感、アトリエに篭る日々が続く。母のお料理ノートにフランスのデザート「ウフ・ア・ラ・ネージュ」のレシピを見つけ早速作ってみる。その昔、私がパリのコルドン・ブルーで習ったレシピを母に送った懐かしいイラスト入りお手紙。真っ白なメレンゲがカスタード・ソースに浮かぶ・・・、素敵な気分転換に。

 

 

 
 
 
来る日も来る日アトリエに篭り・・・、アトリエのワゴンでは足りず事務所の打ち合わせテーブルも検品を終えたジュエリーで埋まる。撮影用の生地やサンプルの素材の整理、梱包材の裁断と組み立て、作業は延々と続く・・・。

 

 

   
 
 
イタリア人の友人と皇居東御苑(江戸城跡)を訪れる。私にとっても初めての事、毎日のように通る大手町の駅を降り開門前の静かなお堀端を歩く。 江戸城の正門に当たる高麗門と大手渡檜門、いつもの東京とは全然違って見える。

 

 

 
 
皇居造営の一環として皇居東地区の旧江戸城本丸、二の丸と三の丸の一部を皇居附属庭園として整備。昭和36年〜43年の長きに渡る造園工事により完成した約21万平米の広大な庭園は昭和43年から宮中行事に支障のない限り一般に公開されているそう。江戸図屏風絵を見つつこれから歩く壮大な庭園を予習する。

 

 

 
 
皇居造営の一環として皇居東地区の旧江戸城本丸、二の丸と三の丸の一部を皇居附属庭園として整備。昭和36年〜43年の長きに渡る造園工事により完成した約21万平米の広大な庭園は昭和43年から宮中行事に支障のない限り一般に公開されている。敷地内から丸の内を見ると荘厳な皇居の門、お堀の向こうにはオフィスビルが建ち並ぶCGで合成したような不思議な景色に友人は「これこそTOKYO」と感激している。

 

 

 
 
イタリアからいらした建築家のB教授の東京滞在も後半、美術館もギャラリーも臨時休館が続く中、庭園や神社なら屋外なので安全と私達が結婚式を挙げた日枝神社にご一緒する。麹町生まれの祖母が氏子であったことから子供の頃から慣れ親しんだこの神社、快晴の空をバックに荘厳で美しい本殿、懐かしい思い出が蘇る。

 

 

 
 
何とも言えない閉塞感と膨大な仕事・・・、一段落とも言えないままひとまず軽井沢へ。澄み切った青い空を眺めつつ久しぶりの新幹線を楽しむ。ゲレンデに立つとその爽快感はいつにも増して格別、そびえる浅間山を前に大きく深呼吸・・・、その雄大さに救われる思い。

 

 

 
 
 
久しぶりの軽井沢はいつになく寛ぐ・・・、木立に吹く風の音と森の匂い。暮れていく空に影絵のような木々が美しい夕暮れ、日が長くなり春が近いことを知る。

 

 

   
 
 
朝型の私にとって朝の静かな時間は何にも代えがたい・・・、軽井沢では尚のこと。うっすらと白くなって来る空と鳥の声、窓を開けると澄んだ空気はまだ冷たい。毎朝の書き仕事も捗るというもの。

 

 

 
 
今年は記録的な暖冬で本当に雪が少ない、そして新型コロナウィルス・・・。いつもは主催のSALMONのフラッグが雪上にはためき華やかなスキーレースも今年は地味な開催。それでも東京の閉塞感を思えば夢のよう、レースを眺めつつ降り注ぐ太陽をいっぱいに浴びて至福のコーヒータイム。

 

 

   
 
 
昨年オープンした軽井沢書店、東京ではなかなかゆっくり本屋さんに行かれないので軽井沢のもう一つのお楽しみ。雑誌から新刊、軽井沢にまつわる本のコーナーも嬉しい。久しぶりにゆったり過ごす素敵な時間。

 

 

 
 
 
春のように暖かい夕暮れ、テラスで久しぶりにスキーのチューンナップ。春スキー特有の雪に備えワックスをかけ磨く楽しい時間、シーズンもあと少し・・・。

 

 

 
 
スキーシーズンも残り僅か、惜しむように朝から滑る。さすがに早朝はそれなりに寒く、カフェのストーブに珍しく薪が燃える。まだ誰も居ないピストを眺めつつ朝のコーヒー、薪が燃えるパチパチという音が静かな山にこだまする。

 

 

   
 
 
早朝のひと滑りを終えて東京へ。コロナウィルスの感染拡大の影響で移動の自粛のせいかガラガラのあさま新幹線、延々に空席が続き本当に誰も居ない。

 

 

 
 
 
暖かい日が続きもうすっかり春の気分が一転、大粒のぼたん雪が降る東京。三寒四温というにはあまりにも幅がありすぎる・・・。

 

 

   
 
 
世の中は自粛ムードが漂い皆さん「巣ごもり」とか・・・。私はそれ以前に「アトリエ篭り」の日々、気分転換にCDや本を整理する。懐かしい音楽を聴きながら作業するのも楽しく、その時々の思い出がフラッシュバックする。

 

 

 
 
祖母の形見の眼鏡、私は眼鏡をしないのでレンズを外してネックレスを作る。色違いのレンズを交互に組み合わせた大ぶりのネックレスは夏の装いにぴったり、大好きだった祖母と一緒に居るようでとても嬉しい。

 

 

 
 
 
60年代に創刊された「生活の絵本」は、「ライフスタイル」という言葉がまだまだ新鮮な響きを持っていた時代、生活を楽しむ人たちのための新しい雑誌だった。我が家もたびたび誌面に登場していたため子供の私にとってはバイブルのような・・・。ようやく膨大なバックナンバーに目を通しお気に入りの記事をピックアップ、保存版ファイルを作る。

 

 

 
 
 
ようやく長かった「アトリエ篭り」も一段落、膨大な検品を終えた作品たちが並ぶ。このネックレス一つひとつがお客様の毎日を少しでも彩ることが出来れば・・・、そんな願いを込めつつ梱包作業は続く。

 

 

 
 
 
何とも言えない閉塞感に包まれ、いつ終わるとも知れない息苦しい日々が続く。雪の後の快晴、眩しいような軽井沢に到着。今年は本当に暖冬で雪が少なく轍の残る雪景色も久しぶり、澄んだ空気とキラキラ光る雪にいつになく癒される。

 

 

 
 
 
壮大な浅間山を前に広がる真っ白なピストに立つとその解放感は格別。いつもはすぐに滑り出す私もしばし景色を眺めて深呼吸、山の雄大さと真っ白な雪に心が澄んでいくよう・・・。

 

 

 
 
 
最近すっかりお菓子作りを再開、高校生の頃はシュークリームやマドレーヌなどを作っては学校に持って行き休み時間に皆で楽しんだ懐かしい思い出。軽井沢では母とパリで習った新しいレシピにトライ、一緒に作った数々のお菓子・・・。眩しい日差しの中、木立を眺めながらメレンゲを泡立てる温かな時間。

 

 

   
 
 
書き仕事の合間に今日も少しだけゲレンデへ。快晴の空の下定例のSALMONのスキーレース、長く続く閉塞感を吹き飛ばすような皆さんの笑顔を見ているだけでも気持ちが良い。照り付けるような太陽と爽やかな山の風に癒される。

 

 

   
 
 
春のようなお天気が続き、3月だというのに暖かいテラスで朝のコーヒー。日の出も少しずつ早くなり既に真っ青な空、鳥のさえずりや風の音を聞きつつ山を少し歩く。静かで爽やかな至福の朝。

 

 

 
 
東京に帰る前にやっぱりひと滑り。あまりにも暖かい今年の3月、人工スキー場らしくプラモデルのようなピスト・・・。滑っている人が模型のジオラマのように見える。

 

 

 
 
爽やかな軽井沢から戻ると東京は初夏のような暖かさ、資料を探しにスタッフと神保町へ。私の作品が掲載されていた80年代のフランスの雑誌を探すはずが・・・、ついつい他の本を読みふけってしまう。

 

 

 
 
子供の頃、父がアメリカで買ってくれた工作の本。作りたいばかりに辞書を引き解読、「自分なりの作り方」をノートにまとめ材料を集めて・・・。モノを作ることが大好きだった子供時代はそのまま今に繋がっている。いつかもう一度、その楽しさを伝えたい。

 

 

 
 
今年は早い桜の開花、早速近くの公園に早朝のお花見に行く。まだ5分咲きの桜、穏やかに流れる川のサラサラとした音を聞きながら静かな遊歩道を歩く。桜の季節のお楽しみ・・・。

 

 

 
 
久しぶりに打ち合わせで銀座に出向く。お天気の良い平日のお昼間、普段なら人でごった返している銀座も新型コロナウィルスの感染拡大による自粛で今は静まり返っている。クローズしたアップルショップ、4丁目の交差点から大通りまで歩く人も数えるほど・・・。

 

 

 
 
打ち合わせも「飲食を伴わない」事が条件の今、編集者とお会いしてもコーヒーもご一緒できない。「広々としたスペーシーな空間」が次なる条件でなかなか場所の設定も難しい。普段は外国人でいっぱいのハイアットのロビーも閑散としてショウルームのように静か・・・。誰も居ないロビー、私たちの声だけが聞こえる。

 

 

   
 
 
自粛要請の今、全ての打ち合わせを同じ場所にまとめ少しでも移動を控えたい。暮れていく銀座、人の往来は益々少なくなり・・・。4丁目の交差点にこれほど人が居ない景色を見ることはあまりない。

 

 

 
 
 
新しいラインをコレクションに加えた2020年の春夏。素材の見直しはマスト事項でアトリエでは地味な作業が続く。「全てに整理されている」・・・、が目指すところだけれどなかなかそうはいかない。サンプルで作ったパーツ、コレクションには使えないけれどなんとも魅力のある原石など捨てがたい素材も多く悩ましい。

 

 

 
 
 
子供の頃から大好きだった工作、いつか「大人も子供も一緒に楽しめる工作の本」を出版したい。そしてモノを作ることを通じて「障碍者と一緒に作業をする環境」を作りたい。そんな思いを込めて母が残してくれた幼少期の作品を整理する。それにしても大変な数・・・。

 

 

 
 
 
暖かい日が続き絶好のお花見日和りの東京。外出の自粛要請で友人と集まることはできないけれど、事務所の窓からは目の前の小学校の桜が見える。満開を迎えた桜の下を行き交う人も少ない今年の春。せめてもの慰め、スタッフと窓辺でお花見を楽しむ。

 

 

   
 
 
さまざまなイベントや打ち合わせの中止や変更が相次ぎ事務所にいる時間が増える。かねてからやらなくては・・・、と思っていた雑用を少しずつ片ずける良い機会でもあり、まずは過去の掲載記事の膨大なファイルの整理。作業テーブルに延々と並んだ懐かしい記事、思わず読みふけってしまいなかなか進まない。ようやくすっきりと棚に収まった私の大切なアーカイブ。

 

 

 
 
 
パリー東京ー軽井沢と3か所をベースに暮らしている私にとって「衣替え」はなかなか難しい。シューズ関係は更に複雑でサンダルからブーツまで、そして冠婚葬祭用のフォーマルシューズ、和装用の草履にテニスシューズやスキーのブーツなどなど、バリエーションが多く収納にも一苦労。全てが見えていないと忘れるのは靴だけではないけれど・・・。

 

 

 
 
外出自粛のため打ち合わせもほとんどはメールやスカイプで済ませるテレワークが主流の今、所用で表参道へ。銀座同様、アップルショップはクローズ、街には殆ど人が居ない・・・。

 

 

   
 
 
待ち合わせの場所も「換気が良く人が密集しない」となるとなかなか難しい。ようやく見つけたカフェは20時でクローズと・・・、そもそも人が居ないのだからトーゼンと言えば当然。

 

 

 
 
 
我が家の近くの川沿いの桜もようやく満開。快晴の青空に桜の薄紅色が美しく心が晴れていくよう。長く続く閉塞感に誰もがどうしようもない息苦しさを感じているはず、せめて桜を見て穏やかな気持ちを保ちたいもの。

 

 

 
 
パリに着いたばかりの頃、まだ若かった私はお料理よりお菓子作りが好きだった。アパルトマンの小さなキッチンでよく焼いていたクレープ、一度にたくさん焼いて冷蔵庫に冷やしておくのも大家さんに教わったフランス式。おやつにランチにとクレープばかり食べていた若かりし頃を思い出しつつ、久しぶりのレシピ。

 

 

   
 
 
  事務所の目の前の小学校はひっそりとした卒業式、父母や在校生の出席は叶わなかったようで制服を着た卒業生だけが久しぶりの再会を喜んでいる。桜吹雪が舞う中、国旗がはためく。

 

 

 
 
コロナウィルスの感染拡大による自粛もいよいよとなり打ち合わせも殆どがオンライン、テレワークももはや普通の事。やむを得ない打ち合わせで早朝の銀座へ。街は水を打ったように静か、TOKYO2020の幟が空しい・・・。

 

 

 
 
 
素晴らしいお天気の今朝、誰も居ない銀座は清々しくも切ない。GINZA SIX1のオフィスタワーにも開店時間を短縮した三越にも人の姿は見えない・・・。

 

 

 
 
 
子供の工作の本というより「大人も楽しめる工作の本」を作りたい、と長く思って来たけれど・・・。まずは資料の作成、ページを繰ると作った時の懐かしいメモ書きも発見。モノを作る楽しさ、その作品が日常生活を彩る豊かさを伝えたい。

 

 

 
 
春分の日にふさわしく桜も満開、素晴らしいお天気に恵まれた連休だけれど・・・。コロナウィルスの感染拡大による外出自粛要請とあって自宅に留まらざるを得ない。久しぶりに我が家の大整理、念願叶ってキッチンもすっきり。
ココでも「見えていないと忘れてしまう」が収納の基本。

 

 

 
 
 
打ち合わせもキャンセル、友人と会う事も出来ずなかなか息苦しい・・・。そんなとき友人から届いた素晴らしい食パン、早速フレンチトーストを作ることに。分厚いパンが卵液を完全に吸うには大変な時間がかかる、実は手の込んだメニュウ。時間のある今だから出来ることを少しずつ楽しみたい。それにしても芸術的なフレンチトースト。

 

 

 
 
カメラマンの方に教えて頂いて揃えた撮影用の機材をアトリエにセットする。小型ながらライティングやレフ板を使えば本格的な撮影が出来る。工務店さんにお願いしてキャスターを付けたので移動も可能、自然光での撮影も。嬉しくなって早速ワンカット、止まらなくなりそう・・・。

 

 

 
 
 
同じくカメラマンの先生に教わって作った「自家製」の撮影セット。ホームセンターで揃えた組み立て式家具のポールにアクリルボードを載せキャスターを付けて・・・。軽量で移動可能、使わない時の収納も簡単という素晴らしいアイディア、サロンにセットして早速オブジェを撮影。

 

 

   
 
 
外出自粛の要請が続き何とも言えない閉塞感に包まれる毎日、アトリエに篭ってひたすら仕事をする・・・。唯一の気分転換のランチ、普段は出来ない少し時間のかかるメニュウもこんな時には楽しい。休日でもないのにブランチ気分で寛ぐ。

 

 

   
 
 
ひたすら事務所とアトリエ、自宅という日々が続く今年の3月。新作の検品も終わり爽やかな初夏らしい作品がアトリエに並ぶ。私のジュエリーが少しでも皆様の毎日を明るく彩ることが出来れば・・・。

 

 

   
 
 
3月ももうすぐ終わりだというのに雪の朝、都知事による再度の外出自粛の要請もあり静まり返った街に粉雪が舞う。コロナウィルスの感染拡大に32年ぶりの3月の雪・・・、何とか気分を刷新したいもの。新年度が始まる4月が待ち遠しい。

 

 

 
 
 
雪は止む気配もなく深々と降りしきり川面に浮かぶ花筏と雪・・・、幻想的で現実とは思えない。満開の桜に雪が積もるのは51年ぶりとか、早く春が来て欲しいと心から願う雪の朝。

 

 

 
 
 
雪は意外なほど積もり車を出す前にひとしきり雪を落とす。遊歩道もまるで真冬のよう・・・。

 

 

   
 
 
外出自粛に大雪で極寒と散々な週末、せめて家では楽しく過ごしたい。テーブルに赤いクロスをかけ祖母の形見の桜の大扇子を飾る。いつもより少し華やかなちらし寿司を作りささやかな春の気分を・・・。早く本物の春が来ますように。

 

 

 
 
首都封鎖、いわゆるロックダウンも時間の問題ではないか、とのニュースを聞きひとまず軽井沢へ急ぐ。新幹線のホームにも車内にも本当に誰も居ない。新型コロナウィルスの影響はどこまで広がるのだろう・・・。

 

 

 
 
 
週末は軽井沢も久しぶりの大雪、今年初めて樹氷の森林を歩く。澄んだ空気にキラキラと舞い落ちる粉雪が美しい・・・。ピリピリした東京の緊張感から少しだけ解放される。

 

 

 
 

暖冬だった今年は雪景色を見ることが殆どなかった軽井沢。我が家のお庭も久しぶりの雪化粧、こんもりと積もった雪が砂糖菓子のよう・・・。アプローチも雪でジープが上がらないのも初めての事。

 

 

 
 
ゲレンデに出てみると一面の霧・・・。真っ白な霧に向かうように昇るリフト、ホワイトアウトの中を滑り降りる。
幻想的な光景と不思議な空気感に包まれる。

 

 

 
 
 
窓からの景色も久しぶりの雪、冷たい澄んだ空気に雪の妖精でも舞っていそう・・・。眩しい雪の反射を楽しみつつ書き仕事に励む。

 

 

   
 
 
おそらく今年の冬最後の雪、思わず記念撮影。最初で最後の雪景色の我が家、今年は本当に暖冬だった・・・。

 

 

 
 
 
diary index 真っ白な雪に朝陽・・・、いつ見ても美しい朝の雪景色。いよいよ3月も終わり、スキーシーズンも残り僅かになりゲレンデのカフェでピストを眺めつつ名残惜しむようにコーヒーを楽しむ。 page top

home